白内障治療~日帰り手術

当院では、日帰りで白内障手術を行っております。
患者さまのライフスタイルに合わせた形でご提案させて頂きます。
入院を希望される方は関連病院にご紹介させて頂くことも可能です。

 

白内障について

【白内障とは】
白内障とは、眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気です。
アトピーや糖尿病などの疾患やステロイド等の特殊な薬の影響や外傷などによって発症する場合と、加齢により発症する場合があります。
白内障による失明率は3%程度と低いと言われますが、そのまま放置してしまうと失明する場合があります。

 

【原因】
原因として、水晶体の細胞内に存在するクリスタリンタンパクというタンパク質の異常変質によるものです。
様々な要因によりストレスを受けることで、異常なサイズの塊へと成長してしまうのです。
これにより、水晶体を通過するべき光が眼の奥に届かなくなったり、反射して眩しくなったりしています。白内障は眼の病気ですが、タンパク質が引き起こす病気でもあります。

 

【検査について】
検査について「手術の為の検査」と、「手術後の患者さまの見え方を決定する為の検査」を行います。
「手術をする為の検査」においては、視力・白内障の進行度・他疾患の有無など、まぶたの状態や血液検査なども行います。
「手術後の患者さまの見え方を決定する為の検査」では、手術後の視力への影響、使用する眼内レンズの度数等を決める検査を行います。

 

治療方法

●点眼薬
濁りが少なく症状が軽い場合や手術を望まれない場合は、点眼薬を用いて白内障の進行を遅らせる方法をご提案させていただきます。
ただし、白内障の進行を抑えることが目的で、水晶体が透明に戻るわけではありません。

 

白内障手術について

手術は、顕微鏡を使用し行っていきます。
初めに、角膜(くろめ)と強膜(しろめ)の境目を少し切開します。
その切れ目から、水晶体を包んでいる膜を残して、水晶体の濁った中身だけを取り除く作業を行います。
水晶体を取り除く事で光は入るようになりますが、ピントを合わせる事は出来ませんので、水晶体を取り除いた後に眼内レンズを挿入して手術を終えるようにします。
眼内レンズは水晶体を包んでいた膜の中に挿入します。
手術においては、点眼麻酔を行いますので、痛みはありませんので安心して手術を行うことができます。

 

来院から退院までの流れ

1.来院

ご来院される方は、保険証を持参してお越しください。

2.診察

視力、眼圧、眼底、水晶体の濁りの状態を確認します。

3.適応検査

散瞳検査、眼軸長測定検査、3次元眼底像撮影検査、屈折度測定などの検査を行います。

4.術前検査

眼軸長測定検査、超音波検査、心電図・血液・尿検査を行います。
適応検査を行い、後日術前検査を行います。

5.説明

白内障手術を受けられる方へ、院長より手術に関する説明を行います。

6.手術

顕微鏡を使用し手術を行います。
手術後は、回復室にて歩けるまでお休みください。
食事もすぐに食べて頂いても大丈夫です。

7.退院

手術後は、回復室にて休憩して頂きそのままお帰り頂けます。
その後、定期的に通院をして頂きます。

 

来院から退院までの流れ

1. 手術まで

◆手術に必要な下記のような検査を手術の3日前までに行います。
視力、眼圧、涙道検査、散瞳検査、眼軸長測定、血液検査、心電図、尿検査
◆他の病気がある方は、通院している病院に紹介状を書き白内障手術を受けることを相談することもあります。
◆手術の3日前から抗生物質の目薬を1日4回、手術する目に点眼します。これは目の表面のばい菌を手術前に殺しておき、手術をできるだけ清潔な状態で行うためです。
◆この目薬は手術直前にも使いますので必ず持って来てください。

 

2. 手術日

◆手術の2時間前から石鹸で洗顔し、手術する目に点眼が始まります。
◆手術の前にトイレに行って頂きます。
◆手術室へ入ったらリラックスしてください。
◆手術後は約30分ベッドで安静にしてください。
◆その間トイレは歩いて行って大丈夫です。
◆帰宅後はふだんの食事をしてください。入浴は控えてください。眼帯も外さないようにお願いします。

 

3. 手術の翌日

◆決められた時間に来院していただきます。
◆この日から眼帯をはずし点眼が始まります。

 

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